AI VPS Guide

n8n用VPSに必要なスペックの考え方

更新日  情報の最終確認日

目次
  1. n8n公式が示していること
  2. メモリが足りなくなると起きること
  3. VPS事業者が示す目安
  4. ワークフローの重さで考える
  5. ConoHa VPSのプランとの対応

n8n用のVPSを選ぶとき、「メモリはいくつ必要か」が最初の疑問になります。先に言うと、確認した範囲のn8n公式ドキュメントには、必要なメモリの数値の記載が見つかりませんでした(公式のどこにも存在しない、という意味ではありません)。この記事では、公式が示す考え方と、VPS事業者が示す目安を分けて整理します。

n8n公式が示していること

  • 取得したn8n公式のメモリ不足の解説ページの本文には、必要なメモリ容量の数値は見当たらない(公式のどこにも存在しない、という意味ではない)。
  • n8n公式が挙げるメモリ使用量を押し上げる要因は、JSONデータ量、バイナリデータの大きさ、ワークフロー内のノード数、Codeノードなど重いノード、手動実行、同時に動く他のワークフロー。
  • n8n公式によれば、手動実行は、フロントエンド用にデータをコピーするため、メモリ消費が増える。作っている最中に確認のため手動で流すと、メモリが増える場面がある、ということです。

メモリが足りなくなると起きること

  • n8n公式によれば、メモリ不足のときは、サーバーログに「JavaScript heap out of memory」が出ることがある。
  • n8n CloudまたはDockerイメージなら、この状態でn8nは自動的に再起動する(npmでは手動で再起動が必要な場合がある)。
  • セルフホストでメモリを増やすとは、n8nのインスタンスにより多くのメモリを割り当てること(ホスティング費用が増えることがある)。

VPS事業者が示す目安

  • ConoHa公式の最小システム要件(n8n):CPU 2コア以上・メモリ 最小2GB/推奨4GB以上・ディスク 20GB以上。
  • ConoHa公式によれば、n8nのメモリ使用量はワークフローの複雑さとデータ量で大きく変わり、アイドル時は約100MBだが、大量データや複雑なワークフローではより多く必要。

これはn8n提供元ではなく、ConoHaの環境向けの目安です。アイドル時と重い処理のときで、必要な量がまったく違うことが読み取れます。

ワークフローの重さで考える

【編集部の見解】公式の記述から、次のように分けて考えると整理しやすくなります。

ワークフローの傾向 メモリの考え方
少数の小さな処理を定期的に流す 最小要件の構成でも動く可能性があるが、余裕は少ない
大きなJSONやファイルを扱う、Codeノードを多用する 推奨以上を見込む
複数のワークフローが同時に動く 同時に使う量を足し合わせて考える

この表は公式の数値ではなく、上の公式の記述から導いた考え方です。実際に必要な量は、自分のワークフローで確かめる必要があります。

ConoHa VPSのプランとの対応

メモリCPUSSD時間単価月額上限(税込)
512MB1コア30GB1.3円751円
1GB2コア100GB1.9円1,065円
2GB3コア100GB3.7円2,033円
4GB4コア100GB6.6円3,608円
12GB6コア100GB13.2円7,348円
  • 最小要件のメモリ量に達するのは、メモリ2GBのプランからです。推奨に届くのは、メモリ4GBのプランからです。
  • ConoHa VPSのプラン変更(スケールアップ・ダウン)はコントロールパネルから即時にできる(512MBプランを除く)。足りなければ後から大きくできます。
  • ConoHa VPSの512MBプランは他のプランへスケール変更できないため、変更が必要なら1GB以上のプランを選ぶ。

料金の見方はConoHa VPSの料金・プラン比較、立て方の全体はn8nをVPSでセルフホストする方法にあります。

確認した公式情報

この記事の数値・要件・コマンドは、次の公式ページの記載を確認してまとめています(取得日は、当サイトがそのページを取得した日です)。

この記事は、上記の公式情報を確認してまとめたものです。筆者が実際にサーバーを構築して動作を検証した内容ではありません。公式ドキュメントは更新されるため、作業の前に最新の記載をご確認ください。