Hermes AgentをVPSで動かす方法
Hermes Agentは、Nous Researchが作る、自己改善型のAIエージェントです。チャットアプリから話しかけて使うことを想定していて、パソコンを閉じても動き続けるよう、VPSなどに置く使い方が想定されています。この記事は、公式ドキュメントとConoHa公式ドキュメントの記載を確認してまとめたものです。
どこで動かせるか
- Hermes Agent公式のドキュメントは、$5のVPS、GPUクラスタ、サーバーレス基盤など、置いた場所で動くと説明している(最小要件の数値ではない)。
- Hermes Agent公式のREADMEによれば、ターミナルのバックエンドは七つ(local・Docker・SSH・Singularity・Modal・Daytona・Vercel Sandbox)。
インストール
公式のインストーラーは次のとおりです(LinuxとmacOSと、Windows上のLinux環境向け)。
curl -fsSL https://hermes-agent.nousresearch.com/install.sh | bash公式が案内しているインストール方法です。インターネット上のスクリプトを取得してそのまま実行する方式なので、実行前に公式ページで提供元と内容を確認してください。
Hermes Agent公式によれば、POSIXのソースインストーラーには、Git・curl・tar・SHA-256ツールが必要。
サービス用のユーザーで動かす
常時稼働させるVPSでは、管理者(root)ではなく専用のユーザーで動かすほうが安全です(編集部の見解)。Hermes Agent公式によれば、サービス用ユーザーで動かす場合は、そのユーザーとしてインストーラーを実行する(ホーム・設定・ランチャーがそのユーザーのものになる)。インストール後の診断は、次のコマンドです。
hermes doctor
メッセージングゲートウェイ
チャットアプリとつなぐのが、ゲートウェイです。Hermes Agent公式によれば、ゲートウェイは、設定した各プラットフォームにつなぎ、セッション・cron・音声配信を扱う単一のバックグラウンドプロセス。設定は対話式です。
hermes gateway setup
セキュリティの考え方
Hermes Agent公式のセキュリティモデルは八層で、ユーザー認可(許可リスト・DMペアリング)、危険なコマンドの承認、ファイル書き込みの保護、コンテナ隔離 などからなる。誰がエージェントに話しかけられるかを絞り、危険な操作は人が承認する、という考え方です。
ConoHa VPSのテンプレートを使う場合
- ConoHaのHermes Agentテンプレートでは、専用ユーザー hermes-user の実行環境が作られ、インストール後はそのユーザーに切り替えてセットアップする。
- Hermes Agentの利用には、AIプロバイダーのAPIキーが別途必要。
- ConoHa公式の最小システム要件(Hermes Agent):CPU 1コア以上・メモリ 最小1GB/推奨2GB以上・ディスク 5GB以上の空き(推奨10GB以上)。
専用ユーザーへの切り替えと、セットアップの開始は次のとおりです。
su - hermes-user
hermes setup
必要なスペックの考え方
取得したHermes Agent公式のインストールガイドの本文には、必要なメモリ容量の数値は見当たらない(公式のどこにも存在しない、という意味ではない)。判断の材料になるのは、ConoHaが示す最小と推奨です。ConoHaが示す最小要件を並べると、ほかのツール(OpenClaw・n8n・Dify)より小さい値です。ただし、使うツールやモデルの呼び出し方で状況は変わるので、余裕を見てください。全体の比較は、VPSの選び方を参照してください。
確認した公式情報
この記事の数値・要件・コマンドは、次の公式ページの記載を確認してまとめています(取得日は、当サイトがそのページを取得した日です)。
- ConoHa公式ドキュメント:Hermes Agentスタートアップスクリプト(2026年10月01日 取得)
- Hermes Agent公式ドキュメント(トップ)(2026年10月01日 取得)
- Hermes Agent公式ドキュメント:インストール(2026年10月01日 取得)
- Hermes Agent公式ドキュメント:メッセージングゲートウェイ(2026年10月01日 取得)
- Hermes Agent公式ドキュメント:セキュリティ(2026年10月01日 取得)
- Hermes Agent公式 GitHub README(2026年10月01日 取得)
この記事は、上記の公式情報を確認してまとめたものです。筆者が実際にサーバーを構築して動作を検証した内容ではありません。公式ドキュメントは更新されるため、作業の前に最新の記載をご確認ください。