ConoHa VPSでOpenClawを動かす方法
ConoHa VPSには、OpenClawをすぐ使える状態にするためのスタートアップスクリプトがあります。ConoHa VPSでは、OpenClaw・Claude Code・n8n・Dify などを、スタートアップスクリプトで即セルフホストできる。この記事は、ConoHa公式ドキュメントに書かれている手順の要点を整理したものです。画面の表示や手順はバージョンで変わるので、作業のときは必ずConoHa公式のドキュメントの最新版を確認してください。
このテンプレートでできること
- ConoHa VPSのOpenClawスタートアップスクリプトの対応OSイメージは、Ubuntu 24.04 LTS。
- ConoHa公式の最小システム要件(OpenClaw):CPU 1〜2 vCPU・メモリ 最小2GB/推奨4GB以上・ディスク 20GB以上。
- OpenClawのGateway用ポート18789/tcpは、内部通信用でローカルのみ。
- ConoHaのOpenClawテンプレートは、インストール完了後もサービスが停止したままで、初期設定とセキュリティ対策を終えてから起動する。
「起動しない状態で渡される」のは、安全のための設計です。設定を済ませてから、自分で起動します。
用意するもの
OpenClawを使うには、LLMプロバイダーのAPIキーと、チャットプラットフォームの接続情報が必要。どちらも自分で用意します。APIキーは課金に直結するので、扱いに注意してください。
手順
一:セキュリティグループを決める
ConoHa VPS(Ver.3.0)のセキュリティグループは、IPアドレス・ポート単位でトラフィックを制御できる仮想ファイアウォール。テンプレートを使う前に、使うポートの許可を決めておきます。OpenClawのGateway用のポートは内部通信用なので、外に開ける必要はありません。
二:SSHの入口を固める
- ConoHa公式が示すSSHの強化策は、接続元IPをセキュリティグループで制限する、公開鍵認証を使う、OpenClaw専用の新しい鍵ペアを作る、の三つ。
- ConoHa VPSはSSH鍵認証(新規生成またはインポート)に対応し、rootパスワードはメールで送られず自己管理する。
三:セットアップウィザードを実行する
SSHで接続して、次のコマンドを実行します。
/root/openclaw-manage.sh setup
ウィザードでは、LLMプロバイダーとAPIキー、チャットの接続情報などを設定します。
四:サービスを起動する
/root/openclaw-manage.sh start
TelegramなどのDM経由で使う場合は、初回のメッセージ送信後にペアリングの承認が必要です。承認のコマンドは次の形です。
sudo -u openclaw openclaw pairing approve telegram <ペアリングコード>コマンド中の <ペアリングコード> は例を示す仮の部分です。ご自身の値に置き換えてから実行してください。
五:ダッシュボードにはSSHトンネルで接続する
ConoHa公式によれば、OpenClawのダッシュボードはVPS外部に公開されず、手元のPCからSSHトンネル経由でアクセスする。手元のPCで、次を実行します。
ssh -L 18789:localhost:18789 root@<VPSのIPアドレス>コマンド中の <VPSのIPアドレス> は例を示す仮の部分です。ご自身の値に置き換えてから実行してください。
運用の注意
- 追加スキル:ConoHa公式は、ClawHub(スキルのマーケットプレイス)で悪意あるスキルが多数見つかったとして、追加スキルのインストールは推奨せず、標準搭載の基本スキルのみでの運用を強く推奨している。
- 用途の見極め:ConoHa公式は、OpenClawはシステムへの高い権限を持つため、機密データを扱う環境・金融医療情報・仮想通貨ウォレットのある環境・本番環境などでは特に慎重な検討が必要としている。
- 更新前のバックアップ:ConoHa公式が示す更新前のバックアップ対象は、設定ファイル、認証情報、エージェント設定、ワークスペース。
- メモリ:最小と推奨の考え方は、メモリの考え方にまとめています。
OpenClaw公式のガイドとの関係
OpenClaw公式のクラウド別ガイドは Azure・DigitalOcean・GCP・Hetzner・Hostinger・Oracle Cloud など。取得した公式ドキュメントの範囲では、ConoHa専用の手順は見当たらない。ConoHaの手順は、OpenClaw公式ではなくConoHa側のドキュメントで説明されています。情報が食い違ったときにどちらを見るべきかは、この点を押さえておくと判断できます。OpenClawの一般的な常時稼働の流れは、OpenClawをVPSで常時稼働させる方法にあります。
確認した公式情報
この記事の数値・要件・コマンドは、次の公式ページの記載を確認してまとめています(取得日は、当サイトがそのページを取得した日です)。
- ConoHa公式ドキュメント:OpenClawスタートアップスクリプト(2026年10月01日 取得)
- OpenClaw公式ドキュメント:Linuxサーバー/VPSで動かす(2026年10月01日 取得)
- ConoHa VPS 公式サイト(2026年10月01日 取得)
- ConoHa VPS 公式の概要データ(llms.txt)(2026年10月01日 取得)
この記事は、上記の公式情報を確認してまとめたものです。筆者が実際にサーバーを構築して動作を検証した内容ではありません。公式ドキュメントは更新されるため、作業の前に最新の記載をご確認ください。